最近、墓石を観るのが好きだ。
正確には、墓石に刻んである”思い”を
観るのが好きだ。
僕の奥さんは、新しくできた霊園が、
落ち着く場所になった。
今、何もなかったところに、
墓石が徐々に増えてきた。
僕は、勝手に親近感を覚えている。
新しくできた霊園。
その初回募集に応募した人たちだ。
多分、
同じような時期に、
悲しみに襲われ。
涙し。
何故だと悩み、
幸せにすることができたかと、自問する。
立ち直る必要があると思っても、
思い出してしまい、
また途方に暮れる。
そんなことを繰り返しては、
少しづつ、
喪失感が薄まり、
日常が戻る。
全員が同じようだったとは思わないが、
確実に同じような人はいたと思う。
同じような時期に。
墓石を作るにあたって、
奥さんに対し、思いを永遠に伝え、
そして残したかった。
どんな言葉が良いだろう?
悩んだ。
色々なことを伝えたい。
でも、文字数には制限がある。
伝えたい思いが、
頭を駆け巡った。
結局、一番最初の言葉になったのは、
こんな場合によくあることだ。
だから僕は、墓石の言葉を観ることが、
好きになった。
墓石に刻まれた言葉には、
残された人からの、
その墓石の下に眠ってる人への思いが詰まっている。
その思いの一端に、
思いをめぐらせると、
何故か、心が安らぐ。
だから僕は、墓石に刻まれている言葉を観ることだ好きだ。
僕の場合は、本当に良かった。
前も書いたけど、ももクロに出会えていたから、
多分、最悪なところまで、落ち込まなかった。
だって、
僕が人生で一番落ち込んでしまったタイミングで、
『笑顔を届ける』と言ってくれたんだ。
それだけで、とてもありがたかった。
ももクロの五人、
そして、それを支えてくれているスタッフに、
感謝しています。
改めて、ありがとうございます。
写真は、アメリカツアー時の、川上さんのつぶやきから。