ももクロとの時代-2014年から10年目-

黄推しモノノフ と株

Positive BAKA それは

夏菜

(写真は百田さんのインスタから)

じゃなかったPositive BAKAは、カナコだった。

今月のフォーク村は、
僕らの音楽の”体”で、Heavenがゲスト。

カナコのハイテンションよ。

多分僕の近くに普段からこんな人がいたら、近づかないようにするぐらいの
テンション。

DYWDを見たとき、
それでもカナコは、夏菜子だなって思った。

でも、夏菜子自身は、
普段の自分とは違うカナコのポジティブバカを、演じるのが楽しい
って、語ってたんだよね。

でもさっきも言ったように、
カナコ=夏菜子だと思ったし。

そもそも、台本を書いた鈴木さんが、
カナコは、夏菜子に当て書きしたんだから。

夏菜子を抽出したのがカナコなんだよね。

つまり、皆のイメージする夏菜子が、カナコ。

でも、夏菜子自身は、夏菜子≠カナコだと言う。


もう時効だから書くけど。
昔、お客から二日後に、
途方もないN数のデータをとって持ってこいと言われた。
物理的に無理。

ちょっと前まで、世の中
努力と根性の精神論が蔓延してたから。
そんな時代。

無理が通れば道理が引っ込む。

誰が考えても無理なデータでも、
簡単に持ってこいと言われる。
で、気合で何とかしろと言われもする。

それで、物理的に可能なN数のデータを採って、
残りは作った。
今では、ねつ造と言われるのかもしれないが。

実際にとったデータの、
平均、最大最小、σが変わらないデータを追加。

これは、時間があればとれたであろうデータを、
予想して書いただけの話。

で、お客に説明しに行ったら。
データを見て、30秒もたたないうちに、
ここ実際にデータ録りしてないでしょ!と。

お客も、物理的にはとれないと判ってるからね。
最初からデータを作っただろって、言いたくて、
手ぐすねを引いて待ってるという。

でもね、
お客が指摘したところは、
実際にデータを採ったところ。
その部分は、同じ数値が固まって記載されていた。

お客は、続けてこのあたりは、
実際のデータと思うけどさって、
言ったけど。

そこは、想像して追加したところ。
そこは、適度に違う数値が記載されていたところ。

その時思った。
人は、想像する生き物で、
考えたとおりになっていると、
それは本当と認識する。

事実と、人の頭の中の姿とは違うんだ。
違う場合は、頭の中の姿の方を信じる。

こんなに同じ数値が、並ぶはずはないと。


だから今回も、
観てる僕は夏菜子=カナコだったし、
脚本家の人も、
夏菜子=カナコと思って書いたんだろうし。

DYWDの中のカナコは、頭の中にある”理想”の、
夏菜子だったんだな。
多分。