ももクロとの時代-2014年から10年目-

黄推しモノノフ と株

アルバム『MOMOIRO CLOVER Z』5曲目 魂のたべもの

問題作。

問題作でしょう。普通に。

 

暗く、地を這うように始まる。

単にマイナーな歌という暗さじゃない。

 

唄い出しが暗い歌と言えば、ももクロでは『白金の夜明け』があるが、

白金の夜明け』は、最後明るく前向きになる。

 

けど。 

この『魂のたべもの』は、最後まで暗い。

 

作詞は、ももクロではおなじみ岩里祐穂さん。

岩里さんが、ツイッターで述べたのが、

一年ほど前『魂のたべもの』というタイトルが浮かび、ももクロのために詩を書いたそうだ。

作曲家は、これも、ももクロではおなじみ、横山克さん。絶望から這い上がり、地に足を付けて立ち上がるのが最初のモチーフだったと。(月刊エンタメ 19年6月)

そして、音へのにこだわりとしては、ブルガリアまで行き、40人のストリングスとブルガリアンコーラスの録音を行った。広いスタジオと、大編成が必要だったと。

 

ももクロ自体の歌唱は、つぶやくように。

ニゾンでは、ブルガリアの人も、日本語で歌唱。

 

それにしても、『魂のたべもの』。

食べるということは、魂には”口”があるんだ。

”目”はあるのか?”鼻”は?

 

口だけが大きくあり、あとは黒色か灰色の、

球体のような、あるいは、アメーバのごとく。

それが何かにむしゃぶりついている。

 

食べているものは、何だ?

それは、愛や夢や、希望だ。

 


ももいろクローバーZ / 『魂のたべもの』MUSIC VIDEO from「MOMOIRO CLOVER Z」 Short ver.