『可能性しかない』
全く持ってプラス方向の言葉だけで感想を書くとこうなる。
よく聞く言葉だけど。
阿蘇フェスでの感想。
阿蘇ロックフェスとして”初”北九州開催。
そしてももクロとして”初”バンド演奏。
今回は、ももクロの”初”には何としては立ち合いたい症候群を発動して
北九州まで行ったので、その感想を。
バンド編成は。
キーボード:百田さん
ギター:玉井さんと佐々木さん。
ベース:高城さん。
そしてサポートドラマーで、元銀杏ボーズの村井さん。
村井さんが中島みゆきさんの従弟だという関係性で、
中島みゆきさん作の「泣いてもいいんだよ」を披露。
ももクロメンバーはよくやった、
特に百田さんのキーボードを絶賛する声が、SNSに溢れていたのは知っている。
でもね。突然顔を出す、僕のアマノジャク気質。
どんな時に出てくるのか?
本人にもわからない、”人の意見に安易に頷かない頑固さ”発動。
確かにメンバーよく演奏したと思う。
一番心配していた百田さんの、キーボードも様になっていた。
でもね、この演奏を、ももクロの単独ライブで披露したのなら問題はなく、
暖かい拍手を僕もしたかったんだけど。
フェス、つまりももクロファン以外にも聞くことになったから。
複雑さを抱いて拍手した。
今回が他人に披露するレベルの原点。
下がない地点を原点とする。
あとは、空に向かって上昇するしかないので、その可能性は無限大。
阿蘇フェスに今後も「ももクロ」が出演続けるならば、1曲はバンド演奏を
定番とすれば、毎年成長の証を見ることができる。
今回の感想に戻ると。
”演奏”は、できていたよ。
でも”演奏”に精いっぱいで、”演奏”に意識が集中しすぎて、
”歌う”ことへの意識がね。
演奏が終わった瞬間に、
メンバーが、『既に覚えていない』『手が震えている』とか、口々に言っていたので
その緊張感はすごかったんだと思う。
演奏するのに”緊張”して、
躍動感が少なくなったよね。
演奏も、”歌”も。
判るよ、ももクロメンバーの努力を。
楽器も演奏できない、歌もうまく歌えない僕が何を偉そうなこと言ってるんだと、
頭の中で右の自分から、左の自分に突っ込みを入れてる。
でも、もクロなら驚きをもって次の段階に行ってくれると思うから。
キーボードで絶賛された百田さんだけど、
やっぱり百田さんには、”歌うこと”に専念してほしいんだよね。
キーボードを弾くのに縛られているようで。
前も書いたけど、百田さんの担当楽器はタンバリン程度で。
タンバリンをたたき、ステージを自由に動きまわる姿が似合う。
と思う。
ベースは高城さん。
ギターは、佐々木さん。
そして、キーボード/ピアノが玉井さん。
これが僕の考えていた編成だったけど。
今回の阿蘇ロックフェスでの演奏を目にし、耳にし。
玉井さんは、キーボードとギターを曲によって使い分けてくれるのがよいと思ったのが、収穫。
今回、佐々木さんと玉井さんが向かい合ってギターを弾く場面があったけど。
これは、もう一度見たい。
そして僕は確信した、
僕は、ツインギターが同じ旋律を弾く音が好きなんだと。