舞台挨拶のLVに初めて見に行った。
まずは、映画。
吉永小百合さんの映画を映画館で始めてみたが。
さすがの一言。しかない。
次の瞬間。
この1秒後本当に亡くなってしまうんじゃないかと感じるぐらいのやつれ方、
正気の無さ。
と思えば、ウエンディングドレスを着て人生で一番輝いている瞬間を表現。
この落差を表現できるのが、大女優と称されるゆえんなんだろうね。
特に何歳になってもかわいい表情が素敵なんだよね。
天海祐希さん。
天海さんが出た映画も映画館で見るのは初めてかな?
要するに僕は、映画館までなかなかいかない種族。
天海さん。
やり手の女性社長がよく似合う。
そして一番感動したのが、逆上がりのシーン。
母親を早くに亡くし、小学4年の時に父親に捨てられ。
『借金取りが真夜中ドアをたたく音におびえて。。。』
マ子(天海さんの役)が、歩んできた過去を勝手に想像して泣けてきた。
今だから言うと、
その時の演技は、少し”くどい”感があったのが正直な感想。
でも今回の作品は、抑えて、いや多分普段くどい演技ができるから、
その演技を抑えたときに、元のくどさが少しだけ顔をのぞかせるのが、
光るんだ。
ほのかに光るんだ。その光がアクセントになって。
秘書役が適任。
そしてももクロ。
ライブシーン。
この映画は、主人公の二人が死ぬことが宿命づけられている中で、
”生きる”ことを楽しむ映画。
その”生きる”こと、つまり生へのプラス方向へのパワーは、ももクロのライブには常に
溢れているから。
それがよく出ていたと思う。
当日僕も、横浜アリーナの天空席にいたけど、ムロツヨシさんが、
ももクロの現場ではだれもやらない(フェスでは紛れ込んできた人がやっていたのは見た)ペンライトをクルクル振るオタ芸をしていて。
「この映画見た人が、ももクロ現場では、これが当たり前と思われても嫌だな」と思ったも、当時の正直な気持ちですが。
許した。
映画を見て許した。
そうやって最後つながってるんなら許した。ここでも泣いた。
最後の方で、きっかけを作った少女が出てきたのが、すごく救い。
二人の分までと思う。