ももクロとの時代-2014年から10年目-

黄推しモノノフ と株

武部聡志音楽活動45周年プレミアム・オーケストラ・コンサート (23年3月31日)

あれから僕たちは、何かを信じてこれたかな

夜空の向うには、明日がもう待っている

 

作詞 スガシカオ

曲そのものは、SMAPの曲としてよく知られている「夜空ノムコウ

 

今日は、と言うか、昨日のコンサートの後からずっとこの出だしが頭の中でリピートしている。

 

昨日は、武部さんの45周年記念コンサートへ行ってきた。

当然、ゲストのももクロ目当てではあったのだが。

 

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終わっての総合的な感想。オーケストラ(その音)はやっぱりいいな。

僕は、普段オーケストラの音を自分から聴き行かない人。そんな僕でもオーケストラの音色はすごく良い。

 

コンサートは、、武部さんのピアノをメインに、そこにオーケストラが加わる音の中で、武部さんに関係あるゲストが、歌唱するというスタイル。

 

そのゲストは5人。

先ずは一人(グループ)毎にステージに出てきて歌を歌う。

①最初は斉藤由貴さん。少し意外。トップバッターは、今回のゲストのメンバーからして、ももクロか川崎さんかと思っていたから。斎藤さんいわく、武部さんの還暦記念ライブの時も斎藤さんがトップバッターだったと。

”3曲目の”MAY"は、名曲です。僕はこの歌大好きです。それにしても斉藤由貴さん。無感情で歌っているように見えて、心に入ってくる歌声なんだよな。

 

②武部さんが若手で一番と紹した川崎さんが二人目。若いだけあってダイナミック。

 

③3人目は一青窈さんだった。僕は彼女のベストアルバムCDを持っているくらい好き。これは好きな話だから何回も書くけど。一青窈さんが歌を作る動機をインタビュアーに問われて、「泣くため」と回答したんだよ。当時の僕は、歌は主に鼓舞するため、元気になるために聞いていたから。「泣くため」に歌があるのはびっくりした。

でも今は解る。泣くための歌もある。

”もらい泣き”、”ハナミズキ”は名曲。「君と(君の)好きな人が」そうそこには自分は入っていないけど。「百年続きますように」。自分ではなく、自分が好きな人、自分が愛する人が幸せになって欲しいという気持ちが溢れてくる。

 

④4番目にももクロ

・走れ

瑠璃色の地球松田聖子

灰とダイヤモンド

”走れ”は、ももクロの定番。意外だったのは、武部さんリクエストで、”瑠璃色の地球”を歌ったこと。武部さん的には、今回のコンサートで松田聖子は外せなかったんだろう。この歌は名曲。松田聖子の声で、頭の中で再生される。その頭の中の松田聖子と、現実の耳から入ってくるももクロの歌声。ももクロのユニゾンはさ。一人の歌声なんですよ。4人でユニゾン歌えばももクロという一人の歌手が歌っているかのように聞こえる。ももクロは上達した。その上達には、武部さんの功績が大きい。

 

そして武部さんが独断で選んだのが3曲目の”灰とダイヤモンド

僕は今回のコンサート。この歌を聴きに来たのかもしれない。

武部さんのピアノでももクロが歌う”灰ダイ”を。

武部さん自身も、この歌は、武部さんにも、ももクロにも、モノノフにも特別だと言った。

 

そこにオーケストラが重なり。アルバムの音源かのようにバイオリンの音色から始まる。泣きそうになるよね。

 

⑤5番目にスガシカオ。前から聴いている歌声なんだけど、なんか不思議な歌声だよね。上手く言えないけど。カッコいいのは事実だ。

 

そしてユーミンの声が場内に流れ、武部さんをお祝いする。

武部さんのスタートはユーミンのバックからでいいのかな?吉田拓郎さんが、武部さんをバックバンドに入れた時、その腕前を確認することなく、既にユーミンのバックを務めていた事実のみで判断したと聞いたことがある。

 

ゲストが出てきてユーミンメドレーを。全部名曲。

 

そして武部さんがその作詞能力に惚れたと紹介してスガシカオさんの”夜空ノムコウ”を全員で。

 

最後は、ゲストが一人づつ武部さんが一言添えてからはけてゆくのだけど。ももクロは、グループとしてではなくて、一人一人の名前を呼んでくれた。今回のコンサートは当然武部さんのファンが多くて、ももクロの事を知らない人も多いだろうと武部さんは予想したんだと思う。そしてももクロの事を知らないファンは、何故ももクロが呼ばれたのかが理解できないであろうと。

 

だからだろう、武部さんは、ももクロの事を、出会えて良かった、出会えたことで今があるとさえ思っているとまで言ってくれた。そう紹介することで、ももクロの事を知らない人たちにももクロが今回出ている意味を紹介してくれた。

 

こちらこそ、武部さんには感謝します。2013年に春西武。僕が初めてももクロ単独ライブに参戦した日。それは初めてももクロがバックバンドを従えてライブした日。その音楽監督が武部さんだった。今では笑い話にできるけど、当時のももクロは歌に関してはひどかった。若さと勢いだけだったと思う。それがここまで成長できたのは、感謝しかない。

 

そしてゲストが全員ステージからはけて、竹上さんのピアノと、オーケストラだけで”僕らの音楽”のテーマ。

 

それで本当の終わり。

 

オーケストラっていいな。

人生初の渋谷Bunkamura  オーチャードホール

デジタルサイネージ

 

オーケストラっていいな。

実はふとしたきっかけで4月22日に東京でChemistryがオーケストラと共演するライブがあることを知って。行こうか迷ってたのだが、今回のコンサートが良すぎたので、行こうと思い立って。でもふとカレンダー見たら春一と被ってた。残念。