祝祭第二部の2曲目。
”なんとなく最低な日々”
作詞作曲 Momさん。
ももクロへの楽曲提供ははじめましての人。
よくわからない人すぎてHP調べに行ったら、
ももクロと完全同世代な感じかな?
PROFILE | Mom Official Website
Momさんいわく。
「なんとなく最低な日々」は、それぞれ持つ情緒や孤独な時間感覚についての歌です。
なんとなく心許ない時、ひょいと引っ張り出して気持ちに沿わせてみてくださいね。
誰しも持ってる不安定な部分、感情を歌った歌で。
その感情に押しつぶされそうな時に、自分だけが孤独に戦っていると感じるのでなくて、同じ思いの人はたくさんいて、それぞれ心もとないと感じているだろうが、実はたくさん自分と同じような感覚の人はいるので、孤独さを感じることないよ。自分のペースで休んでいいいよって。そんな歌。
そう、これは百田さんが主演を務めたTVドラマ『僕の大好きな妻』にもつながるテーマ。
そうなると問題、疑問発生。
そもそもアルバム『祝典』の中では、この歌は”momo”と"stay gold”との間に挟まれている。”momo”と"stay gold”とも力強さが前面の歌。それを考えると。
神様だって、ときには心が弱ることだってあるさ。
あるいは、再び戦いに向かうまでの心の休息。
この歌の位置付けはそんなところか。
この歌はいつ発注されて、いつ出来上がってきたのだろう?
アルバム『祝典』のコンセプトが固まった後だとは思うんだ。
その時に、百田さんの主演の話は決まっていたかどうか?
TVドラマ側からのコメントでは、
ドラマのコンセプトに合っていたからこの歌をアルバム『祝典』の数ある曲の中から選んだとの話が出ていたが。
そこはどうかな?
ドラマの内容を前提にして発注した気がするんだな。
何回聴いてもこの歌は異質なんだよね。
アルバム『祝典』の中でも異質だし。
従来のももクロ楽曲としても異質。
ももクロの楽曲は、力強さや、元気、背中を押してくれる、そのような歌が多くて。
力強さが無い場合は、優しさがあるんだよね。
要するに《前》を向いている歌。
異質といえば、”白金”なんか、出だしは衝撃の暗さだけど、最後は《前》を向くんだよ。
それらに対し、この歌は最後まで前向かないよね。
最後は、みんな一人ひとり違っていていいよって。
それで終わってる。
何が言いたいかというと。
この歌は明らかにTVドラマ前提の歌。
そして今後のももクロ楽曲の方向性に影響する重要な歌。
何だかんだ書いたが。
僕は好き。