まるで聖母のようだった。
いや、何か楽しいことがあると大きな口を開けて笑う人だし。
特別に嬉しいことがあると、途端に5歳児になり全身でその喜びを表す人だってことは知っている。今もそんな人。百田夏菜子という人は。
でも、この映画では。
インタビューに答えるときには、
背筋をすっと伸ばし。
両手は膝の上に置き。
静かに、それでいてはっきりと明快に。
一つ一つの語句の意味と、その語句たちが織り成す内容とを考ええ、ゆっくりと言の葉をその口から紡ぎだす。
百田さんの時だけは、他の3人とは少し時間の流れがゆったりとしていた。
百田さんは、モノノフは、自分の活動する意味だと答えてくれた。
それは当たり前なのかもしれない。
僕が応援する意味は、百田さんはじめ4人が、ももクロだからだ。
それは当たり前のようで、とても特別な気がする。
ももクロは、特に強く目標を決めて活動してこなかった。流されながら気が付いたらここにたどり着いていたと百田さんは言う。
仮に、別の場所にたどり着いたとしても4人はけらけら笑いながらそれを楽しんだとも。
それまで頑なに拒んできたソロコンを昨年開催したのはタイミング。
流されながらたどり着いた場所と、タイミングで開催したソロコンは、百田さんの中では本筋は一緒で、”大いなるたまたま”なんだろうな。
そんな気がする。
それで成功してきたのは、「流されてたまたまたどり着いた」と言いながら、人に見せないところで、しっかり一本芯が大地に根を拡げていたからだと思う。
百田さんにとって”ももクロ”とは「宝物」
僕にとっても”ももクロ”とは「宝物」
そんな百田さんばかりの動画。