ももクロとの時代-2014年から10年目-

黄推しモノノフ と株

アルバム『MOMOIRO CLOVER Z』13曲目 The Show 

小学校に入る前の女の子が。

意味も解らず耳だけで聞いて覚えた言葉をかけてきて。

”ガンバって”

それを聞いて。

元気な時は、可愛いねって言いながら頭をなでるだけなのだが。

色々あって、心が弱っていて。それを隠すためにいっぱいいっぱい心を張り詰めていたけど、その”ガンバって”が、いっぱい空いてた小さな穴から心の中に滲みこんで、同時に張り詰めていたものから空気が抜けて行った。

 

そんな感じ。

唄い出しの夏菜子の声を聞いて、

泣きそうになる。

 

実際の歌詞は、歌の主人公が、『もう無理』って歌ってるけど。

聴いてる方も、自分に置き換えて『もう無理』って、素直になる。

 

”Show”が、テーマの新アルバムの本編最後を飾る歌。

オリジナルは、Lenkaの2009年に出した歌。


Lenka - The Show (New Version)

 

これを、日本語にEMI K..Lynnさんが、訳した。

 

人生上手く行かないけど。

でも、楽しみましょと歌う。

 

1曲目の ”ロードショー”でも書いたけど、

ももクロには珍しく洋楽をもとにした歌を、このアルバムでは2曲持ってきて。

その2曲が、1曲目と本編最後に配置されていて。

その両方が【ショー】で。

 

このアルバムは、大人になったももクロが、今だからこそ歌える歌を、

”ロードショー”から始まり12曲並んできたのだけれど。

歌声も大人っぽくなって。

 

でもこの歌は、一気に幼くしてきた。

いや、歌詞の内容はね、ある程度人生経験をし、その途中で挫折を味わった人が歌えるものだと思う。

その意味で、今のももクロが歌うことで、感情移入ができる。

 

でもさ、唄い方は夏菜子に限らず全員幼さを出してきてる気がする。

幼さ? いや、やっぱりこれは、優しさかな?

 

アルバムの中で、色々な人生に起こりうることを表現して、

どちらかと言うと、人生の悲しみや苦しみの方をフューチャーして。

(1曲前が”天国のでたらめ”だ)

それでも、人生を楽しみましょうとアルバムの最後に言いたかったのかな?

 

宮本さん。この歌を最後に持ってきて、

この歌の歌声をディレクションした理由を、教えて。

 


ももいろクローバーZ / 『The Show』MUSIC VIDEO from「MOMOIRO CLOVER Z」 Short ver.

 

僕の中で、No.1ソングは。

今も『DNA狂詩曲』で。

No.2には、『天国のでたらめ』が去年入ってきた。

でも、この『The Show』は、僕の中で『天国のでたらめ』を抜いた。