僕もそこそこノフ歴長いから。
昔の夏菜子。
今は、百田さん含めてももクロのメンバーは、”さん”付で読んでるけど。
今日は”夏菜子”、僕がももクロを知ったのは、彼女たちまだ学生だったからさ、
下の名だったから、呼ぶのは。
当時の夏菜子のことで覚えてるのは、
自分だけが目立つのが大嫌いで、
一番目立つ衣装を決められて悲しんだとか。。
決して、人前では涙を見せないとか。
歌もうまくなかったし、
別に夏菜子だけが歌が上手くなかったわけではなくて、ももクロ歌上手くなかったし。
でも、必死さは伝わってきた。
夏菜子を評した大好きな言葉があって。
「ダダ洩れの感情」
でもこれ本人はあまり意識していないんじゃないかと思ってる。
その自分では意識していないのに漏れてくるのが、ある時は悲壮感を漂わせて。
何かを背負っているのが感じられて。
そこを、何とか応援することで、その肩の荷を下ろしてあげたいなって。
当時は、下手したら夏菜子がももクロメンバーの中では、一番脆いのかもしれないとさえ思っていた。
僕は、ももクロからすくってもらった側だし、
ももクロの現場や、TV、動画を見て幸福感を受け取ってきた。
フォーク村とかでさ、他のメンバーがある程度楽器を習得してる中、
夏菜子だけは、楽器を間違いなく演奏し終わるだけで、絶賛され、
それぐらい、周りの人に間違えないかと心配されまくっていて。
楽器が上手くなるような気配が全くなかったから。
そんな夏菜子が、
今では百田さんになって、
ピアノを映画の中で弾いてるだぜ。
あの夏菜子がだぜ!
そして、完全に役の中の生駒佳乃になって、
映画の中で、歌を歌い、
それにとどまらずエンドロールで、
ソロ歌唱してるんだぜ。
なんでそんな感じで歌うんだって、
フォーク村で西川さんからおちょくられていた夏菜子が。
役になりきって、百田夏菜子の歌い方を封印し。
そんなとこまで、成長したし、歌が上手くなったんだぜ。
もうね、この映画は、僕はそれだけで、
生駒佳乃になりきった百田夏菜子が、
ピアノを弾きながら歌うだけで、感動レベルが最高潮になるんだ。
何も考えなくて感情だけで、動いたような夏菜子が。
百田さんが、役のことを理解して、生駒吉乃になって感情を、
その表情だけで魅せるようになって。
それを見るだけで、この映画を見る価値がある。
大感謝。
今ここで、最大限の感謝を岡田実音さんに。
夏菜子を含め、ももクロメンバーのボイトレとして長きにわたり歌唱指導をし、
この映画では、夏菜子へのピアノの先生としていてくれて。
夏菜子が、この映画で素敵なピアノと歌唱を発揮しているのは、
岡田さんあってのことだな。
最近の岡田さんは、高城さんソロコン。