ももクロとの時代-2014年から10年目-

黄推しモノノフ と株

第2回ももクロ一座特別公演 CHANGE THE FUTURE!;感想

多分、誰でも夢を諦めたことを一つや二つはあると思うんだ。

確かに諦めた夢よりも実現した夢の方が大きい人もいるとは思うが。

でも、やっぱり諦めた夢の方が大きかった人の方が多いと思うんだよ。

 

僕もそう。

 

だから夢を実現した人は、確かに僕が若かった時は羨ましかったけど、

今は、素直に”おめでとう”と言える心持になったし、

夢を実現できて良かったね!と、言えるようになった。

 

だから、劇の中で《栞理》が、夢を実現できたことに嬉しくて、『良かったね《栞理》』と涙が流れたんだな。

 

それと、

つい数年前のももクリで、自分は歌が苦手で、歌声が好きじゃなくてといって、泣いたしーちゃんを知っているから。

21年ももクリ 最後のあいさつで涙を流すしーちゃん

 

そんなしーちゃんが、ミュージカルの舞台で真ん中で歌っている姿が嬉しくて。

よかったねって、頑張ったねって、僕はそう思ったとき、涙は自然と流れてくるよね。

 

劇の内容自体は、これはもう”ももたまい”が主役。

当然、真の主役はしーちゃん演じる《玉野栞理》だけど。もう一人の主役は、百田さん演じる《かなやっこ》

 

劇の中でも語られたが、鏡の中の世界は、パラレルワールドで、そのパラレルワールド自体が《玉野栞理》が創った世界。つまり《かなやっこ》自体が、《栞理》が作った人物。自分の分身。その《かなやっこ》に導かれ、背中を押され《栞理》は自分の夢を実現してゆく。

 

その《かなやっこ》を演じるのは百田さんで。

今でも百田さんのことが大好きなしーちゃんは、かつて百田さんのことが大好きすぎて「夏菜子になりたい」とさえ口に出てしまったことがある。

 

そんなしーちゃんが、自分で作ったのが《かなやっこ》で、その《かなやっこ》を演じるのが百田さんで。ということは、しーちゃんは百田さん?「夏菜子になった」?

混乱してきたけど、つまりは”ももたまい”の話ですね。

 

感想をもう一つ。

本広監督の、ももクロへの愛が充満していた舞台だった。

きっかけは、しーちゃんが数年前(多分、百田さんが朝ドラやっていた時)に、何がやりたいと問われて、オリジナルミュージカルと応えたこと。それを聴き逃さず実現してくれた本広監督。自分では「モノノフではない」と頑なに話すが、ももクロへの愛は揺るぎない本広監督。そしてももクロとモノノフのことをよく知っている本広監督。

 

だからモノノフが思ってる玉井詩織がそのまま《玉野栞理》だし。同じようにモノノフが思ってる百田夏菜子が《かなやっこ》で、佐々木彩夏が《さあや》、高城れにが《おれん》。だから、感情移入がすんなりできた。

 

今回の機会を与えてくれて、しーちゃんの歌の実力を上げていただいて”ありがとう”だし、多分しーちゃん自身も、歌うことが好きになったと思うから二重でありがとうございます。本広監督!

 

劇の感想とは違いますが、

しーちゃんも言ってますが、コロナで2年延期になったから明治座150周年とももクロ15周年が重なった今年、今回。相変わらず、ももクロは数字や記念日に愛されているんだと。

 

百田さんは《かなやっこ》=《百田夏菜子》と思われていることが不満?みたいで、自分ではあんなんじゃない。もっと落ち着いていると思ってるようですが。

 

《かなやっこ》=《百田夏菜子》です。ももクロChanでの百田さんそのものです。百田さんも、現場毎に入れるスイッチが違う、その現場に合わせていると言ってますが。多分ももクロChanが一番のホームで、一番無防備な姿を出していると思ってます。そんなChanでの百田さんの姿が、イコール《かなやっこ》です。

 

ももクロ一座 HP から

GALLERY |ももクロ一座 特別公演|公式|明治座

 

この劇を観てからますます黄推し度合いが深くなったと自認している今日この頃。